2002年にスペインでオリーブを見つけ、日本初の商業的輸入成功から早、十数年。古木オリーブと呼ばれている海外から輸入されたオリーブの名称は、15年前に輸入し始めた時に協力してくれた仲間内の業者間で呼び始めたのが最初ではないかと思われます。
古木オリーブと呼ぶ明確な規定はありませんが、樹齢がおおむね約100年以上で、幹(樹皮)がうろこ状になっているもの私たちは古木オリーブと呼び始めました。
オリーブは、オイルを絞る果実の収穫効率のために、主幹の1~2m程から上の枝を5年から10年毎に切り戻しを繰り返します。そのため、日本の盆栽のように樹高の割に幹が太く、一つとして見た目の同じ物が無い面白い幹をしているので、庭に植える盆栽にたとえる方もいます。
オリーブは紀元前から地中海沿岸で栽培されており、私たちが輸入するオリーブもスペイン、バレンシア地方アリカンテで育ったスペインオリーブです。輸入するにあたり樹齢100年に始まり300年や500年、最近では1000年のものまでも輸入しています。
世界中探しても樹齢500年や1000年の樹木を、海上輸送で輸入して無事に活着させる事例は余り無いため、日本各地の商業施設や高級住宅等で高樹齢の古木オリーブとして需要が高まっています。
髙敬植木園では常時250本以上、在庫をご用意しております。シンボルツリーにふさわしい、こだわりの一本をぜひ見つけてください。
園長 高津 進一